2016/08/20

わたくし自慢じゃないですが、文章を書くのが非常に苦手です。
上手な文章が書けるようになりたいと思い、文章術系の本はかなり読んできました。
本書は今まで読んできた中でも、一番良かった!
(コピーライター系のものは少し目的が違うので除きます)
ようやくめぐり会えた!というのが率直な感想。
「そうそうこういうのが欲しかった」とつぶやきながら読んでました。
どんな感じかというと、まず例文として・・
例文:きのう、私は○○で○○をしました。
というような、いつも私が書いているような小学生レベルの文をあげます。
で、そこにこういう感じで肉付けしていくんですよ、と文字を書き足して、
段階を踏んで文章を改善していってくれます。
こういうのってありそうでなかったんですよね。
殆どの文章術系の本はいきなり、これが正解的な良い文章の例のみが載せられているだけで、僕みたいに理解力のない人間は、
「いやいやそれが素晴らしい文章なのはわかるけど、
だからそこにたどり着くのにはどうすれば・・」
ってなっちゃうんですよね。
本書は優しくそんな私の手を取ってくれて、一緒に改善文へと導いてくれるのです。
で、具体的な改善方法ですが、5W1Hを意識する。
「いつ(When)・どこで(Where)・誰が(Who)・何を(What)・なぜ(Why)・どのように(How)/どうした」
で、これらの要素の中でも
文章が続かないという人も「いつ・どこで・誰が・何を/どうした」までは何とか書ける。
問題はその先をいかに書いていくかです。
そのためには「5番目のW」が必要となります。
それが「Why」すなわち「なぜ」「どうして」という要素です。
・きのう、○○で○○を食べた、凄く美味しかった。
「なぜ美味しいと思ったのか」
・きのう、僕は○○で○○を見た。
「なぜ○○へ行ったのか」「なぜ○○を見たのか」
ということを考えて文章を肉付けしていく。
非常に分かり易くて、最初から最後まで読み飛ばすところもなくとても勉強になりました。
暫くは机の上に置いておいて、何度も繰り返し読み直します。
AMAZONの五つ星も納得。
初心者向けだと思いますが、めちゃくちゃオススメです。
シリーズもののようで前著(きっちり! 恥ずかしくない! 文章が書ける)もモチロン即購入して読んでみます。
コメント
[…] し、読んできましたが自分が求めていたものに一番近かった。 「なぜ」「どうして」を掘り下げて文章を肉付けしていく。 凄く分かりやすくて、すぐ役にたつ1冊でした。 (記事はこちら) […]
by 2015年ベスト10!【読書】昨年読んだ中で良かった本10冊 | STAY FREE 2016年2月6日 16:46