STAY FREE

自由になるためには…覚悟と実力が必要なんだと気付いたのさ

全ての父に捧ぐ【書評】父の暦 – 谷口ジロー –

time 2015/10/20

全ての父に捧ぐ【書評】父の暦 – 谷口ジロー –

世間では「孤独のグルメ」が流行っているようで、ゴローさん人気が凄いですね。

しかし、私の中で谷口ジローと言えば「神々の山嶺 」とこの「父の暦
この2作品に対する思い入れがとても強いです。
(神々の山嶺の原作は夢枕獏ですが)

もちろん孤独のグルメも好きですが、定期的に読み返したくなるのはこの2つです。

sponsored link

概要

出版社からのコメント
昭和27年4月、鳥取大火の炎によって焦がされた父と子の絆は!? 鬼才が「犬を飼う」「欅の木」に続き、三たび挑む人生の機微!!

(Amazonより引用)

幼い頃の両親の離婚で、主人公の男性は父親にわだかまりをもったまま成長し、そして・・・

家族について、夫婦について考えさせられます。

感想

人は死ぬ時「何かをやったこと」ではなく、「何かをやらなかったこと」で公開すると言います。

毎日一緒にいると「ほんのささいなこと」や「つまらない意地」でケンカになり、お互いが自分が正しく、何故分かってくれないのか?と相手を責める。

そしてどんどん心の距離が離れてしまっていって、気がつけばそれが普通になっていく。

しかし・・・

もしその相手の人と関係が悪化したまま、わだかまりを抱えたまま二度と会えなくなったとしたら・・・

「お前(自分)は後悔しないか?」

「お前は自分を恨まないか?」

と、自問自答する。
そういうモノサシをこの本は教えてくれました。

失って初めて気づくその尊さ。
気づいた時にはもう遅く、それは二度とは帰ってこない。

今を大事に。

私も高校〜大学生のころ、親とほとんど口をきかなくなってしまった時期がありました。
その時は自分の中でそうなってしまったそれなりの理由があったのだと思います。

気がつけば親も60を超え、私も2児の父親になりました。

今度の週末は子供たちを連れて実家へ遊びに行こう。
家族で一緒に楽しく過ごす時間、それに勝る幸せを私はちょっと思いつかない。

ひとりでも多くの父親に読んでもらいたい1冊です。

自分が童心を忘れてつまらなくなってしまったからか、学生時代は楽しく読めたのに、今読み返してみるとあまりのめり込めない。そういう漫画が徐々に増えてきました。

しかし歳を重ねるたびに、読み返すたびに気づかされることが増えていく、そんな希有な漫画です。

sponsored link

コメント

down

コメントする




Author

kj

kj

読書,マラソン,サッカー,音楽を愛する2児のパパです

Feedly

follow us in feedly


sponsored link

Twitter でフォロー