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【書評】「やりがいのある仕事」という幻想 – 森博嗣 –

time 2015/11/03

【書評】「やりがいのある仕事」という幻想 – 森博嗣 –

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概要

ついこの前アニメ化された「すべてがFになる」で有名?な森博嗣氏の本です。

人々は、仕事に人生の比重を置きすぎた。もっと自由に、もっと楽しく、もっと自分の思うように生きてみてもいいのではないだろうか。成功するとはどういうことか?良い人生とは?すり切れた心に刺さる画期的仕事論。人生を抜群に楽しむための“ちょっとした”アドバイス。

(Amazonより)

ポイント

この本のきっかけ まえがき より

僕は、バリバリとビジネス界で活躍した人間ではない。ろくに就職活動をした経験もない。
また、仕事は大学の教官と作家の僅かに二つしか経験がない。
学生のときのバイトを入れても十くらいではないか。
特に、世間一般で言うところの「会社勤め」をしたことがないから、そういったいわゆる「ビジネス」における人間関係や、その他諸々の「社会人の苦労」を人からの話でしか知らない。

著者がどういう人間なのか、ここは頭に置いておく必要がある。
いわゆるサラリーマンのことは聞いた話でしか知らない。
そして今は遊んで暮らしているとのこと。
(今はどうなのかはわからない)

僕は、二人の子供を育てた。既に二人とも三十歳近い。小さいときには、もの凄く厳しく育てたつもりだ。殴りこそしなかったが、テレビも見せず、悪いことをしたら、食事を与えなかった。おもちゃも滅多に買わなかった。小学生になった時、勉強をすることの意味を教えた。その後は、通信簿も見ず、まったくノータッチだったが、二人とも第一志望の大学に合格し、その後社会人になった。

お子さんがいたのは意外だった。
厳格なお父さんだった模様。
(うちは甘々でおもちゃ買いまくりだ・・)

人は何で評価されるのか

つまりは、自分がどれだけ納得できるか、自分で自分をどこまで幸せにできるか、
ということが、その人の価値だ。
その価値というのは、自分で評価すれば良い。

上司の評価で給与が決まってしまうサラリーマンの方は「そうは言っても・・」とツッコミを入れたくなるかもしれない。

しかし裏を返せば自分で自分を評価するということは、自分に責任を持つということになる。
自分で考え、自分で動き、自分で評価する、これができて一人前と言えるのだ。

流されないためには

自分の人生なのだし、自分の幸せのためではないか。だったら、自分で本当に良いと思うものを信じる方が良い。
信じるものがわからなければ、それをよくよく考えれば良い。人から褒められたのは、これまで自分が子供だったからだ。大人になったのだから、自分のことは自分で褒めよう。自分で褒めるためには、何が自分にとって価値のあることなのかを、まず考えなくてはならないだろう。それが、流されないための唯一の方法だ。

家族、お金、時間、地位、名誉・・・何が自分にとって価値のあることなのか。
まずはそこを明確に。

常に勉強する姿勢を持つこと

勉強に身を置く時間というのが、人間にとって最も価値がある投資だと思う。
これは、たとえ就職してからも忘れてはいけない。
自分の時間のうちある割合は、いつも勉強しよう。
本を読むことが最も一般的な勉強だし、またそれ以外にも、新しいものに興味を向けて、なにか自分にとって役に立つものはないか、と探すこと。
現在の仕事と無関係であっても良い。今すぐに役に立たなくても良い。
なんとなく、今まで知らなかったこと、知っていても時間がなくて我慢していたこと、そういうことを少しずつ自分の中に取り入れる。
これが「投資」である。

本を読む時間は投資だ。
そしてその内容をここにアウトプットする時間もまた投資だ。
(たぶん)

広告という商売の今後

 広告のハードというか、メディアがこうなるという話である。広告の中でも、コンテンツを作る仕事は残るだろう。要するに創造的な作業は、いつまでも機械化が難しく、人間によるスペシャルな仕事として、将来も存続する。もうこういった仕事しか残らないのではないか、というのが未来のイメージである。

今後のキャリアを考える上で参考にしたい。

広告・メディアだけに限った話ではない。
例えば何らかのシステム開発を行うにしても、プログラムはコンピューターが自動でコーディングするようになるかもしれない。
しかし要件定義は人じゃないと無理だ。

今必死で英語を勉強したって、同時通訳の技術が発達すれば、無駄になるかもしれない。

人生のやりがいはどこにあるか?

人生のやりがい、人生の楽しみというものは、人から与えられるものではない。どこかに既にあるものでもない。
自分で作るもの、育てるものだ。

やりがいとは何か?

沢山の失敗をして、自分の知識なり技なりを蓄積し、誠実に精確に物事を進める姿勢を維持しなければならない。
さらに時間に余裕があるときには、勉強をして、新しいものを取り入れ、これは何かに活かせないか、ここはもう少し改善できないか、と常に自分の仕事を洗練させようとしていなければならない。
この自己鍛錬にこそ、手応えがあり、やりがいがあるのだ。

やりがいは自分で作るもの。
やりがいがないと嘆く前に、やりがいを作る努力をしたのかどうか。

感想

最後まで読まずに途中で読むのをやめちゃった人も多いのではないだろうか。

私も最初の方で、やめかけた。
「あまりにも自分と境遇や考え方が違いすぎる」「この人には分からないだろうな」
と思ってしまったのが原因である。

だからこそ読むべきなんだ、ということに何とか気付いたので最後まで読んだ。

注意しないといけないのが、著者は一見何でも簡単にできちゃう人のように見えてしまうということ。
本書にも書かれていたが、今は遊んで暮らしているとしても、過去に仕事に対してはもの凄く努力されてきた。
それを忘れてはいけない。

本書は仕事で悩んでる人に対して歩み寄り、そっと手を差し伸べてはくれません。
その代わりモノゴトに対して違った角度での見方を教えてくれる。

価値感を周りに、世間に合わせる必要はなく、
「何が自分にとって価値のあることなのか」まずはじっくり考えよう

このブログのアクセス数が少なくったって…僕はもう平気だ(笑)。

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kj

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読書,マラソン,サッカー,音楽を愛する2児のパパです

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