2016/08/20

概要
学生時代は面倒だった勉強も、社会人になるとその価値がわかるもの。古今東西の名言とともに、「学ぶことの意味」を今こそ考えよう!
15万部突破の『働く理由』、5万部突破の『続・働く理由』に続く、20万部突破のベストセラーシリーズ最新刊。
(Amazonより引用)
ポイント
5.読書の三つの機能 より
ところで、読書を効果的に仕事や人生のエンジンとするためには何を基準にしたら良いと思いますか?
早く読むことですか?じっくり読むことですか?それとも、質の読書ですか?一つだけはっきり言えることがあります。それはある程度以上の量を読むということが、決定的に重要だということです。質というものは、量をこなしたうえでおぼろげながらつかみとれるものです。そのためには絶対量というものがどうしても必要なのです。
私はこの絶対量は
1,000冊くらいかな、と感じています。
本を読むとき、目だけでなく手を動かすと、脳が活性化する。
人間の脳は、前頭葉、言語野、視覚野、聴覚野、運動野などから構成されており、目だけよりも目と手を同時に使った方が脳全体の動きが活発になる。
9.数学を学ぶ意味 より
「数学なんて社会に出て全く役に立たない。だから、数学を勉強することはムダである」。これは、まったくもって正しくない。大きなウソである。数学は「未知の問題」を解決する能力を磨く学問」である。
その能力とは物事の本質を見抜く力、抽象化の力である。
この力を身につけるのに数学に勝るツールはない。「今さらそんなこと言われたって遅いよ」という声が聞こえてくる。「今からでも遅くはない」と言おう。
自分の数学的な能力に限界を感じている社会人にとっては「中学レベルからやり直す」のが一番の早道だ。
感想
「数学を学び直せば論理力はあがる」と言うのは目から鱗だった。
付箋貼りまくりで定期的に読み返したい1冊。
何のために学ぶのか?それは充分すぎるほど理解した。
だけど一番難しいのは学生や、若い人にそれをどう諭すのか。
本書を読んでつくづく感じた「もっと若い時に勉強してれば…」と言う思いを我が子にはさせたくない。
「なぜ人は学ぶのか?」
「できるだけ自由に生きるため」だ。
気づくのが少し遅かったかもしれない。
しかし今よりも少しでも自由になりたければ、
学び続けるしかないのだ。
<再読レベル>
★★★★