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【読書】稼げる記憶術 – 矢沢大輔 –

time 2016/01/10

【読書】稼げる記憶術 – 矢沢大輔 –

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概要

「記憶」は、学力や能力とは違って、覚えるためのノウハウを知っているかどうかで、大きな差が出ます。
プレゼンの場で手元資料を見ずにスラスラ話せる。
販売の店頭で、お客様からの問い合わせに即答できる。
打ち合わせの場で、前回のミーティングの詳細をリアルに話せる。
久しぶりに会った上顧客の名前を呼び掛けられる。
そんな「記憶の技術」を体得して、稼げる仕事人になりましょう。

年齢?物覚えが悪い? そんなの関係ありません! !

(Amazonより引用)

ポイント

はじめに より

記憶術の講師である私が、受講者の方よりも、たくさんの情報を短時間で記憶できるのは、私の記憶力が優れているからではなく、「記憶する技術」を数多く知っているからに過ぎない。

エビングハウスの忘却曲線

あなたが情報を丸暗記しようとした場合は、一夜明けると、その4分の3は消える。
それはあなたの記憶力が悪いからではない。
人間の脳は、コンピューターと同じように記憶できない。ただ、それだけの話だ。
では、脳は、どのようなプロセスを経て、新しい情報を記憶していくのだろう。
本書では、そのメカニズムについてお伝えしていく。

記憶の達人は、チャンクアップがうまい

チャンクとは、意味をなす情報のかたまりのこと。
先ほどの例で言うなら、「p-o-s-t」の4文字で、ひとつの意味をなすかたまり(まとまり)になっているので、これで「1チャンク」となる。

「post=後ろに」「script=書く」を既有知識として持っていたなら、「postscript」は、2チャンクの情報となる。
しかし、「post=後ろに」「script=書く」の既有知識がなければ、「postscript」は10文字の配列にしか見えず、10チャンクになってしまう。
(中略)
単語の意味をスムーズに記憶するには、階層を一段階ずつ上げながら、情報のまとまり(チャンク)をつくり、チャンクの数を減らしていくと、簡単になる

あなたの脳に最も適した学習法とは?

「これまで、何かを記憶するとき、あなたはどれだけ、自分の既有知識を活かそうと考えてきただろうか?」
(中略)
あなたが既有知識をフルに活かして、新しい情報をとり込もうとしたなら、脳はその機能をいかんなく発揮できるようになる。
まさにこれこそが、あなたの脳に最も適した学習法であり、記憶術なのだ。

もし、今、何かの勉強をしていて内容を理解できないなら、それはあなたの既有知識をもとに、新しい情報をうまく取り込み切れないでいるということ。
そんなときは、自分がすでに知っていることにあてはめて解釈できないか、何かにたとえて解釈し直せないかと考えてみてほしい。

たとえられた情報は、長期記憶化されやすい

テキストを読んで内容を理解できたとしても、それが文字情報レベルの理解なら、記憶化されてはいかない。
ところが、テキストの内容を、何かにたとえられないかと、自分なりにとらえ直そうとしたなら、「当事者化」が起こり、情報が知識に変わる。

「この土地の広さは23平方メートル」というのが、文字情報レベルの理解。
しかし、それが「東京ドームの広さ」にたとえられ、その5倍の広さだとわかれば、視覚的に広さを想像できるようになり、理解が格段に深まる。
「たとえ(比喩)」は、文字情報をイメージ情報に変えて、長期記憶化を起こせる優れた記憶術のひとつと言えるのだ。

脳は、才能を拡張できる日がくるのを待っている

勉強しなければと思いつつ、なかなかやる気が出なくて悩んでいる人はかなりいる。
それは集中力やモチベーションの問題というより、「自分の興味」と「学習内容」との関連性をつかめなくて、脳が無能さを発揮している可能性のほうが高い。

脳が喜びを感じるのは、興味のあることや既有知識をもとに神経回路を拡張しているとき。
大事なのは、自分の脳が何に興味を持ち有能さを発揮しているのかを、よく自覚すること。

なぜ、本を読んでも、内容を記憶できないのか?

本の内容を思い出せなくなるのは、「内容を忘れた」からではなく、そもそも、「本全体の意味」を捉え切れていないからだ。

全体の意味がつかめ、記憶に残る〜 二度読み記憶術

日数をかけて1冊を読み切る、これまでどおりの読み方をしていたのでは、本の大意をつかめない。

そこで役に立つのが、「トップダウン読書法」。
トップダウン読書法とは、1回目の読みですばやく「全体像」をつかみ、2回目の読みで「部分的」な理解を深める読み方。

[STEP 1] トップをつくる1回目の速読
一気に読み終えて、本の大枠をつかむために、本文の大半を読み飛ばし、本の「大枠」にあたる、次の箇所だけを読む。

●本の一番外側(両サイド)の文章
「そで(カバーの折り返し部分の文章)」
「まえがき」
「あとがき」
「著者略歴」

●各章の外側(両サイド)の文章と太字
「意見出し」
「各章の冒頭文」
「章内の小見出し」
「太字の文章」
「各章の終りの文(まとめ)」

(中略)
1回目の読みで、これらの箇所を読んで、トップダウンの「トップ」をつくっておくことで、2回目の読みに入ったときに、読解力が上がる。

[STEP 2] 部分部分の理解を深める2回目の精読
2回目の読みでは、記憶すべき「要点」が、光って見えるような読み方をして、部分的理解を深めていく

要約の内容をノートに書き出す〜アウトプット記憶術

本文を読み終えたら、要約の内容をノートに書き出し(アウトプット)、情報を当事者化していく。

要約ノートは下記のように構造化してまとめる。
[主張文]
  [理由]
  [事例]

感想

本屋さんで見かけて、胡散臭そうだな、と思いつつも立ち読みすると案外よさそうだったので買ってみた。

結果的には買って正解。

タイトルが「稼げる記憶術」なのでビジネスマンを意識して書かれているが、むしろ学生時代に知っておけばよかったと思った。

残念ながら日本の入試や試験は暗記力で左右されるものが多いから、本書で書かれていることをもっと早く知っていれば今頃はユ○クロのジーンズを履いたり、ブック○フで古本を買いあさったりせずに済んだかもしれない。

まぁわたしの場合、そもそも勉強しようなんて思ったことは一度もないのだけど。

「自分の興味」というのは本当に大事で、好きに勝るものはないんだなと再認識。
確かに昔(大昔?)大好きだったキン肉マンの歌とかは未だに歌えるしね。

イメージ化、分散学習、エビングハウスの忘却曲線、など記憶術についてある程度学んだことのある人は既知の内容が多いかもしれない。

わたしの場合、勉強術、読書術、文章術の本はかなり読んできたが、記憶術の本はあまり読む機会がなかった。
だから、すごく勉強になったし付箋も貼りまくり。

ポイントであげたい箇所ももっとあるけど、さすがに書ききれない。
(著者にも怒られそうだし)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」を読んだ著者が、数年後に「どうして、さおだけ屋は潰れないのか知ってる?」と人から聞かれたときに、その理由を思い出せなかった、というエピソードがあるが、わたしも全く同じ経験をしたことがある。
しかも同書で。

以前「さおだけ屋〜」を読んだとき、すごく面白かったし「さすがベストセラーだなぁ」と思った記憶はあるが、なぜ潰れないのだ?と親父から聞かれたときに「あれ?」となった。

これじゃあ読んだ意味がないな、と少し落ち込んだが、ただ1度読んだだけでは忘れてしまうのが当たり前なのだ。
よほどずば抜けて記憶力がいい人以外はみんな同じはず。

しかし本書で書かれてある「構造化して要約ノートにまとめる」というようなテクニックを知っているかどうか、それをやるかどうかでその後の差が出てくるのだと思う。

今どきグーグルで検索すれば瞬時に答えが得られるんだから、暗記なんて無駄。
覚えることよりも、そういう調べ方を学ぶ方が大事、という意見も最近はよく聞く。

しかし既有知識があるからこそ、何かに例えられ新しい情報もうまく取り込むことができる。
だから理解力も高まるはずだ。

「覚える」のではなく、「理解する」ことが大事。

本書は、その意識が欠けていたことに気づかせてくれた。
本の読み方も変わると思う。

冒頭で学生時代に知っておきたかった、と書いた。
だけど残念ながら過去には戻れない。

しかし、その術をこれから学生になるであろう子供たちに伝えることは可能だ。
ということで、本書で書かれている記憶術はきっと育児にも役にたつ。

さてと・・「さおだけ屋〜」の要約ノートでも書くか。

<再読レベル>
★★★★

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コメント

  • 稼げる読書術の著者、矢沢大輔です。
    この度は、お買い求めいただき、また、このように新刊をご紹介いただき、誠にありがとうございます。
    読んでいて、嬉しくなり、今日、Facebookでシェアさせていただきました。
    今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

    by 矢沢大輔 €2016年1月22日 21:34

    • 矢沢様、はじめまして。

      著者の方からコメントをいただけて大変光栄です。
      また記事をシェアしていただいたということで、ありがとうございます。

      もう少しうまく書評が書けたらいいのですが・・下手な文章で申し訳ありません。
      「稼げる文章術」大変面白く読ませていただきました。
      エビグハウスの忘却曲線に合わせてまた再読したいと思います ^^ 。

      by kj €2016年1月23日 22:32

  • KJさん
    私も二児の父で、子供たちの将来に役立てばいいなと思い、この本を書いたので、KJさんの感想を読ませていただき、何か思いが通じたようで、とても嬉しく感じ、思わず、シェアさせていただきました。
    もし、お手間でなければ、こちらに書いていただいた感想を、そのままAmazonのレビューに投稿いただけませんでしょうか。現在、まだレビューの投稿数が少ない状況で、KJさんのこちらの感想文がAmazonのレビューにも載れば、きっと購買を迷われている方にとっての有益な情報になると感じています。
    もし、よろしければ、ご投稿いただけますよう、よろしくお願いいたします。
    ご協力いただければ、

    by 矢沢大輔 €2016年1月23日 23:03

  • 申し訳ございません。
    上記のコメントの最後の一行、削除したつもりが残ったまま投稿してしまいました。
    訂正の方法がわからなかったので、再度、コメントさせていただきました。
    申し訳ございません。

    by 矢沢大輔 €2016年1月23日 23:40

    • 矢沢様、申し訳ありません。

      私はAmazonレビューへの投稿は行っておらず・・ただ、代わりと言ってはなんですが、、
      読書家が集まる某SNSへは高評価で感想を書かせていただいております。
      ご了承ください。

      by kj €2016年1月27日 23:42

  • KJさま
    こちらの感想を読ませていただき、あまりに嬉しかったもので、ついつい無理なお願いをしてしまいました。
    どうかお許しください。
    また、SNSにもご投稿いただき、本当にありがとうございます。
    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

    by 矢沢大輔 €2016年1月27日 23:54

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読書,マラソン,サッカー,音楽を愛する2児のパパです

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