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【読書】20歳の自分に受けさせたい文章講義 – 古賀史健 –

time 2016/02/07

【読書】20歳の自分に受けさせたい文章講義 – 古賀史健 –

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概要

どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか?この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである著者が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう。

(Amazonより引用)

ポイント

「書く技術」は一生使える”武器”になる

ぼくは、この講義を本気で「20歳の自分に受けさせたい」と考えている。
のちの自分がライターになるからではない。
どこでどんな仕事に就こうと、文系であろうと理系であろうと、業種や職種に関係なく生涯にわたって身を助けてくれる武器、それが文章力なのだ
(中略)
ここで文章力という武器を手に入れておくことは、将来に対する最大級の投資になる

読者を巻き込む「起”転”承結」

起承転結のトラブルメーカーである”転”は、ほんの少し配置転換してあげるだけで日常文でも大きな効果を発揮するのだ。
それが「起”転”承結」という流れである。
具体的にどんなものか、次の文を見てほしい。

①起・・・いま全世界的に温室効果ガスの削減問題が議論されている
②転・・・しかし、地球温暖化現象は本当に温室効果ガスによるものなのか?
③承・・・(その疑問を抱いた理由、客観的事実など)
④結・・・よって、温室効果ガス削減の議論はかなり根拠に乏しいものと考えられる

(中略)
文章の「起”転”承結」を成立させるためには、冒頭に「自らの主張と真逆の一般論」を持ってくる必要がある。
なぜなら、そうしないとあなたの主張が”転”の役目を果たさないからだ。

長い文章を見つけたら、短い文章に切り分ける

少しでも長い文書を見つけたら、さっさとハサミを入れて短い文章に切り分けたほうがいい
理由としては、大きく次の3つが挙げられる。
①冗長さを避けてリズムをよくする
②意味を通りやすくする
③読者の不安をやわらげる

最初の①については、すんなりと納得していただけるだろう。
(中略)
続く②の「意味を通りやすくする」も大事な要素だ。次の文章を見てほしい。

「大急ぎで支度をしたが、間に合わなかった」
「大急ぎで支度をしたが、なんとか間に合った」

どちらも前後は同じ文で、同じく接続助詞”が”を使っている。
違うのは結末部分だけである。
どちらの文章でも意味は通じるし、大きな誤解を招くことはない。
ただ、こうして2つ並べてみると、なんとなく奇妙な感じがするはずだ。
そこで、これを次のように切り分けると、どうだろうか。

「大急ぎで支度をした。けれど、間に合わなかった」
「大急ぎで支度をした。おかげで、なんとか間に合った」

こちらのほうがずっと意味が通りやすくなるはずだ。
文章として若干細切れな感じがあるものの、言いたいことはストレートに伝わる。
もし、この”細切れ感”が気になるのなら、次のように書き換えるといいだろう。

「大急ぎで支度をしたのに、間に合わなかった」
「大急ぎで支度をしたので、なんとか間に合った」

単純に”が”でつなぐよりも、前後の関係性が明確になっているはずだ。
(中略)
もしあなたが接続助詞の”が”を多用しているようなら、そこにハサミをいれられないか、あるいは別の言葉に言い換えられないか、考えるようにしよう

感想

あの大ベストセラー「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」を書かれた古賀史健氏による文章術本。

文章術の類の本はなんとなく良さそうだな、と思うものは手当たり次第買って読んでいる。
正直いまひとつなものも少なくはない。でもこれは凄く良かった。

今まで読んだ文章術系の本の中でもベスト3に入る。

“講義”というところだけを見ると堅苦しそうに聞こえるが、全くそんなことはない。

“20歳の自分に受けさせたい”と修飾されているところがポイント。
「他人事ではく、自分事にすることで納得させる」という著者の講義内容の通り、まんまと引き込まれた。

「語りえぬものには沈黙しなければならない」
(ウィトゲンシュタインの有名な言葉・・・らしい)

小説・フィクションでない本を読む際、著者の信頼度というのが結構重要(途中で著者に対する不信感が強くなると途中でやめちゃうか、最後まで読んだとしても頭に残らない)なのだが、著者の文章は嘘がなく、ちゃんと本音で書いてくれているように感じて、とても好感がもてる。

読了後、お気に入り作家リストに著者の名前を追加した。

著者は「いい文章」とは
「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである
と、述べている。

このブログにおいては、この記事を読んで「わたしもこの本読んでみたい!」と思い、実際に手にとって読んでくれれば、その人にとってこの記事がいい文章だったということになるだろう。

・・・いや、やっぱり気になってリンクをクリックしてくれたらOKということにしておこう
甘い(笑)?

<再読レベル>
★★★★★

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kj

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読書,マラソン,サッカー,音楽を愛する2児のパパです

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