2016/08/20

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概要
ねえ、どれがいい?」と聞きながら、つぎつぎ出されてくるのは、とんでもない選択ばかり。子どもたちは「どれもイヤ」といいながら、大喜びであれやこれやなやみます。長いあいだ愛されつづけてきたベストセラー絵本の改訳新版。
(Amazonより引用)
感想
今日紹介するのは、少し大きめの絵本「ねえ、どれが いい?」です。
絵本は大きく2つのタイプにわかれます。
①内容やストーリーを楽しむ(子供がじーっと聞く)タイプ
②間違い探しや、飛び出し絵本など(子供と一緒にわいわいいいながら読む)遊びが多いタイプ
この本は②のタイプ。
大きな見開き2ページにどれもとんでもない選択が書かれてあり、「ねえ、どれがいい?」と聞いて、「せーの!」で一つ選ぶ。
そうやって子供と一緒に遊びながら読む本です。
冒頭で少し大きめの本と書きましたが、恐らく1人ではなくみんなで参加できるように敢えて大きめに作ってあるんでしょうね。
うちもそうですが、兄弟がいると「わたしはこれ!」「ぼくはこれ!」と読んでもらいたい本もバラバラで2人一緒に読んであげるのはなかなか難しいですが、この本ならみんなで一緒に楽しめます。
本書に載せられている選択肢の例をあげると・・
「ねえ、どれが いい?」
「ヘビにまかれるのと、」
「サカナにのまれるのと、」
「ワニにたべられるのと、」
「サイのしたじきと。」
と、どれもユニークでありえない選択肢ばかり。
ちなみにわたしとうちの子たちがこの中で選んだのは・・・
「せーの!」
(お父さん)「ヘビにまかれる」
(子供2人)「無言で首を横に振ってイヤイヤ」
そんなのアリかー!
お父さんだけヘビにまかれちゃいました。
「ずるいー!どれか一つは絶対選ばなあかんでー!」
と大人気なく怒りそうになりましたが、どれもイヤというのも一つの選択。
大人が勝手にルールを作っちゃダメだなと自分に言い聞かせ、「いいか、大人になったらイヤなことでもやらなきゃならないことがいっぱいあるんだぞ・・」とブツブツ言いながら読み進めました。
あと、子供がどれか一つを選んだ時に「なぜ、それを選んだの?」と理由を聞いてあげてみてください。
子供ならではの発想で、大人も唸るような理由を聞かせてくれます。
ということで、本の内容だけでなく、お子さんの反応も楽しめる素敵な絵本です。